神島研究室では、画像診断学に興味のある研究生を国内外から募集しています
研究生は可及的早期に大学院に進学して本格的に研究を遂行することになります
研究生になるためには、適切な動機、語学能力、科学的思考能力が必要です
動機については、どうして神島研究室で研究を進めたいのかをしっかり説明できることが必要です
語学能力については、円滑な研究推敲のため、英語語学能力として、TOFLE-IBT80点以上/或いはTOFLE-PBT550点以上が必要です
日常生活を恙なく過ごすには日本語能力(日本語検定1級)があることが望ましいです
科学的思考能力の証明には、これまで行ってきた研究や興味のある研究に関して、自分の言葉で説明する能力を文書と面接で証明する必要があります
やる気のある学生が神島研究室で研究力を培い、大きく飛躍することを願っています
最近の日本の医療の発展に寄与した要因には様々なものが考えられます。とりわけ、病変の有無やその進展範囲を的確に診断・可視化する画像診断の進歩は目覚ましく、日常診療の現場で、適切な治療法の選択を含めた患者管理に大きく貢献しています。特にCTやMRIの国内での普及は国際的に比較しても著しく、日本中の多くの人がこれらの最新医療機器の恩恵を受けています。その一方で、装置は多様化、複雑化、高度化し、画像情報量は膨大なものになるため、多忙を極める臨床の現場に向けて、真に必要な情報を画像から適切に得て主治医に的確に伝達することが画像診断に関わる者にとって日々の挑戦になっています。 画像診断学に関する進歩的な研究の方向性は多岐にわたりますが、私たちが追及していることは、臨床的に役立つ情報を画像から可能な限り客観的かつ効率的に抽出することです。私たちの研究室では、例えば、複数のモダリティを用いて、関節リウマチにおける炎症活動性や破壊性変化の定量的評価に取り組んでいます。また、骨・関節を中心とした様々な疾患の画像的評価の質向上も目指しています。このような研究を推進するにあたり、学内外の内科医や整形外科医をはじめとする医師や診療放射線技師、超音波検査技師などの保健科学の専門家、さらには医学物理や工学系など多彩な領域の研究者との連携により、研究レベルの維持・向上に努めています。 当研究室が求める人材は画像解析に興味を持つもので、身分としては学部生、大学院生、研究生であり、保健科学コース修了者が取得できる資格は、保健科学修士:Master of Health Sciences、或いは保健科学博士:Doctor of Health Sciencesです。指導目標は、①自分の専門領域に精通し、しっかりとした科学的視点をもつ、②画像診断の専門領域及びそれを超えて人々の認識を新たなものにする、独自性のある研究を目指す、③国際的な経験を積むことで自らを客観的に見直す視点を養う、です。 実際の活動は日常の討論で思考力を鍛錬し、学術的論文の作成を目指すとともに、学会などに参加して自らの研究について発表するのみならず、活発な討論ができるように指導します。英語による教育も重視し、英語論文の作成法に関する教科書としては、Hilary Glasman-deal著 “Science Research Writing: A Guide for Non-Native Speakers of English” を使用します。この研究室から、画像診断の領域で指導的な役割を果たすことのできる卓越した研究者が輩出されることを願ってやみません。
保健科学研究院 医用生体理工学分野 教授
神島 保
このサイトは北海道大学大学院 保健科学研究院 医用生体理工学分野 神島 保 が主宰する神島研究室のサイトです。
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